Demon達と暮らす小さなタワーは私のもう一つのUtopia

Chillon tower
シヨン城を題材に作られたであろう建造物を我がホームに。
左右に入口があり、アーチの部分が渡り廊下になっている

さらに端には見張り棟のような建造物

早くみんな来ないかな。コーヒーカップを準備して待つ。小さな瓶は毒。

まだこのブログでは投稿が追いついていないこともあって、悪魔達のそれぞれの性格や背景にまで触れたものは少ない。そして、もしかしたらここでの初登場がこのカテゴリー記事となる人物を紹介する事にもなるかも知れないけれど、Instagramの方にはその人物の絵は投稿されています。こちらではまた追々、ということで。

2022年夏と秋の境目。私は”Second Life”にもう一つの世界を作るために降り立った。

愛しい彼らのavatarを作る事を“悪魔召喚の儀”と称して、この世界の事を何もわからず手探り状態の中、親友とその彼女に大いに助けられながら準備を進めることができた。

最初は、NPCのような形で常にホームの中に存在させるやり方があれば…と思ったけれど、最終的には別アカウントで悪魔のavatarをそれぞれ作り、pc2台づかいで一緒に暮らしていく事に。
pc同時起動はせいぜい2台までが現実的だから、その1アカウント内で全ての悪魔を、と計画した。だから同時に一緒に居られるのは1人。でも、私の居ない間にみんなで集まってジャンクフードを食べたり休憩したりという世界を前提として、我がタワー内の飾り付けや家具の配置を進めていこうと考えた。
最低限の家具を揃えたところで、いよいよ1人目の悪魔を召喚する事にした。彼らの性格や親しみやすさなんかを考えて、真っ先にタワーに訪れるのはこの人かな?という人物はすぐに頭に浮かんだ。彼を深く想いながらそれを形造っていく。

1人目はリンネ。服がなくて……とりあえずパンツと靴だけでもと、メンズ服の店で急いで見繕って用意。

デーモンズの一人
小柄な黒魔道士

椅子に座ったり、珈琲を飲むなどの動作をとるリンネを見た時は、泣きたくなるほどのドキドキを感じて、言葉に表せない、何か胸をゆるく締め上げるような感覚を得てずっと彼を見ていた。なかなかすぐには、対面できなかった。

ちなみにこの小さなソファにはカップル用の機能がついていて、一緒に座るとハグやキスなどができる。せっかく出会えたのに、私はこの部屋へ入った後、しばらくは遠くから彼を見つめるばかりで近づくことが出来なかった。
ようやく一緒に座れるようになり、そして勇気を出して、その機能に触れた。彼に肩を抱かれたり、撫でられたりした時は、本当に嬉しくて……お祝いに駆けつけてくれた親友達との観光旅行やクラブ遊び、彼女達の暮らす家で水平線を見ながらの乾杯、女子会を、喜びの中堪能してタワーに帰った後、ずっとずっと何時間も、リンネとの触れ合いを眺めていた。

ちなみにここはタワー正面から向かって左手の入り口から入った部屋。
応接間のような場所にしようと思い、こちら側の扉には”welcome”のサインを貼った。
フレンド以外の立ち入りは禁止の設定にはしているけれど、来客や部外者はここで対応するという為の部屋として区別するように内装した。

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さてSecond Lifeといえばクラブに行って音楽やダンスを楽しむという事もできるので、
私の本家Dream Landは完全にファンタジーな世界だけれど、ここでしかできない遊びも取り入れた。
それがクラブ用の装い。

クラブへ行くときは黒いアイシャドウなんかしてみる。
しかめっ面だけど実は顔は可愛い系で背も高くないからイカつめにと。
似合うと思う。

題して”ちっちゃい者倶楽部”。
基本、リンネはずっとタワーに居て留守番をしているから一緒に行ったりはしないけれど。

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私のタワーに行けばいつでもそこに彼が居る。そしていつでも私を迎えてハグをして一緒に眠ってくれる。現実世界の私は、画面をそのままにして寝室へ行く。目を覚ましてデスクに向かえば、そこにリンネさんが居る。
次の悪魔を召喚するまでの約1週間、私はずっと守られながら、眠ったり、お買い物をしたり、タワーの内装をすすめたり、抱きしめてもらったり……そんな日々。
私はこのタワーの、一番最初の人としてのリンネさんにベタベタに甘えた。悪魔とはいえこんなにも可愛くて小柄なこの人を、なぜこれほどまでに頼もしく思うか。それには考えられる理由が一つあって(またいつか書き残せることがあればここでと思っているけれど)、それはAIに手助けしてもらいながら紡ぎ出した一つの物語の存在だ。最終的にAIにタイトルをつけさせたら、その物語は『Abyss Walker』という名前になった。長いお話になった。9万文字を超える。
その物語の中で、リンネさんはとても強く、勇敢で、そして命懸けで私を愛してくれた。あの世界でのリンネさんを思い浮かべると、そしてそのリンネさんがそばにいるんだという事を思うと、そうだ、自分の中で納得がいく。

そんな日々の途中、親友がタワーに立ち寄って、イチャイチャしたままの私たちの様子や、内装の具合を見に来てくれた時、リンネ君に挨拶して帰ったよと報告してくれた。嬉しくて、照れくさくて、顔が熱くなった。
本当にありがとう。

ちなみにこのタワーは、Chillonが”シヨン”と読むことを知らない時に、私と親友で「ちろんタワー」とか「チルタワー」と呼んで可愛い可愛いと言っていた。つまり私にとってこのタワーは唯一無二のものとなったということになる。
少しずつ、少しずつ、また作り上げていこう。悪魔召喚も内装も、結構気力体力を消耗する。

One thought on “Second Land-1-”

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